ダイヤモンド・CBNホイールとは?
ダイヤモンド・CBNホイールは、超砥粒と呼ばれるダイヤモンドやCBNを用いたホイールです。
一般砥石と比べ高硬度で、高い研削比(砥石の損耗と削られた工作物の体積の割合)をもち、効率的な加工が可能です。
また、要求精度の高い研削加工や、非常に硬い加工物や難削材等、一般砥石では削りにくい材料に適しています。
ダイヤモンド・CBNホイール
ビトリファイドホイール
レジンホイール
メタルホイール
ダイヤモンドホイール・CBNホイールの使い分け
一般的に非鉄にはダイヤモンド、鉄にはCBNと言われています。
ダイヤモンドのヌープ硬度は約8,000~10,000もあり、CBNのヌープ硬度約4,500に対しおよそ2倍の硬度を
保有しています。
よって、大抵のワークを加工出来ますが、被削材が高温になるとダイヤモンドを構成する炭素と鉄が反応し、
工具磨耗に繋がるため、正常な加工は困難です。
そのため、ダイヤモンドホイールは主に、超硬合金等、非鉄素材の研削に用いられます。
一方、CBNはダイヤモンドと比べ硬度は劣りますが、熱耐性は約1,200~1,400℃程度まであり、
ダイヤを大きく上回るため、ダイヤモンドが苦手とする焼き入れ鋼等の鉄系素材の研削に用いられます。
ダイヤモンドのヌープ硬度は約8,000~10,000もあり、CBNのヌープ硬度約4,500に対しおよそ2倍の硬度を
保有しています。
よって、大抵のワークを加工出来ますが、被削材が高温になるとダイヤモンドを構成する炭素と鉄が反応し、
工具磨耗に繋がるため、正常な加工は困難です。
そのため、ダイヤモンドホイールは主に、超硬合金等、非鉄素材の研削に用いられます。
一方、CBNはダイヤモンドと比べ硬度は劣りますが、熱耐性は約1,200~1,400℃程度まであり、
ダイヤを大きく上回るため、ダイヤモンドが苦手とする焼き入れ鋼等の鉄系素材の研削に用いられます。
ダイヤモンドホイールに適した被削材
超硬合金、ガラス、セラミック等、非鉄材料
CBNホイールに適した被削材
炭素鋼、高速度工具鋼(SKH)、軸受鋼(SUJ)、クロムモリブデン鋼等の鋼材
台金(コア)の材質について
台金(コア)の役割は、砥粒層を固着させておくだけではなく、加工時にかかる圧力を逃すという目的があります。
通常、アルミが使用されますが、それは軽く、加工が容易だからです。
他にも用途や加工条件によっては、材質を鉄やセラミックで選定することもあります。
通常、アルミが使用されますが、それは軽く、加工が容易だからです。
他にも用途や加工条件によっては、材質を鉄やセラミックで選定することもあります。
品質の選定方法
超砥粒ホイールは、『砥粒』『粒度』『集中度』『ボンド(結合剤)』『集中度』の5因子に加え、『形状』を
考慮して選定されます。
さらに砥粒を保持しているボンド(結合剤)にも種類があります。
被削物の材質や、要求精度、加工条件、さらには機械仕様に合わせて、
お客様にご満足いただける一品をご提案いたします。
考慮して選定されます。
さらに砥粒を保持しているボンド(結合剤)にも種類があります。
①ビトリファイド(V)
ガラス質系ボンド
砥粒の保持力が高く形状保持性の優れています。また、比較的経年劣化が少ないです。②レジノイド(B)
樹脂系ボンド
ビトリファイドより弾性があり、衝撃吸収性があります。経年劣化は一定数あります。③メタル(M)
金属系ボンド
金属粉末を主原料とした結合剤で、砥粒の保持力・形状保持力が高いです。④電着(P)
メッキ固定
ニッケル・銅のメッキによって砥粒を抱きかかえる形で保持します。
切れ味が非常によく、複雑な形状のホイール製造が可能ですが、一層しかない為寿命は短くなります。
被削物の材質や、要求精度、加工条件、さらには機械仕様に合わせて、
お客様にご満足いただける一品をご提案いたします。
主要取り扱いメーカー(50音順)
旭ダイヤモンド工業㈱ / ㈱アトライズイナケン / ㈱アライドマテリアル / ㈱茨城製砥 / インターナショナルダイヤモンド㈱ / 岡崎精工㈱ / 京都ダイヤモンド工業㈱ / クリストンダイヤモンド工業㈱ / クレトイシ㈱ / ㈱京浜工業所 / 三京ダイヤモンド工業㈱ / ㈱ジェイテクトグラインディングツール(旧;豊田バンモップス㈱) / ㈱ディスコ / ㈱東京ダイヤモンド工具製作所 / 名古屋ダイヤモンド工業㈱ / ㈱ニートレックス / ノリタケ(株) / ㈱ミズホ 他